実績紹介
ミクロ・マクロを行き来するクリエイティブで、 協業という新たな出発を支える。
産婦人科領域で強い販売力を持つコニカミノルタと、超音波装置の高い技術力を持つキヤノンメディカルシステムズ。その二社が女性のための診療サポートをより安心かつ高満足度なものにするために、医療機器販売事業の協業を開始しました。両社の新たな出発を後押しするためには、まず活動の認知度を高めていく必要があります。この協業が医療現場にどのようなソリューションをもたらすのか。そんな顧客の期待を膨らますべく、プロモーション活動の一環としてイメージ映像を制作しました。
何を語りたいか、何を語るべきかを整理し再構築するクオリティと使い勝手の両立。
“映像と視聴者の接点”まで見据えた、マクロ視点のデザイン提案。
クオリティと使い勝手の両立。“映像と視聴者の接点”まで見据えた、マクロ視点のデザイン提案。映像制作において考慮すべきポイントは大まかに3つあります。訴求メッセージ、与えたい印象、そして映像の使用シーンです。今回の映像の訴求メッセージは、二社それぞれの得意分野を連携させ、疾患・妊娠・新生児・乳腺まで幅広い検査に対応し、女性の健康に貢献していくこと。だからこそ、初めて見た人にも「産婦人科領域での協業であること」「女性患者に寄り添っていくこと」が伝わる、柔らかさやあたたかみを感じられるトーン&マナーが求められていました。視聴シチュエーションとしては、特設サイトなど手元のデバイスでじっくり視聴される以外にも、セミナー会場や学会ブースの大型モニターで再生されるなど、幅広いシーンが想定されます。
そこで、キャラクターイラストを起用した優しいトーンを表現しつつ、スピード感とコミカルさをバランスよくブレンドした構成に。説明文を読まなくてもわかりやすく、最後まで見たくなる映像を制作しました。またブースやショールームなど、空間デザインも手掛ける当社ならではの観点として「現場で視聴されるコンテンツとしてどうあるべきか」も考慮し、使い勝手の良さも探求しました。
制作プロセスのギャップをゼロに。
品質と安心感を提供する、ミクロ視点の制作進行。
コンセプトの決定からストーリー構成、絵コンテの制作、そして最終的な映像化まで、納品までの各ステップでクライアントと具体的に確認を取りながら進行していきました。一般的には、コンテはストーリー確認用としてラフに制作されることが多く、制作会社とお客様のイメージにギャップが生まれ、初回の映像プレビュー時に「想像と違った」となってしまう場合もあります。そうしたギャップを生まないために、今回はアートディレクターによるストーリーコンテ制作後、グラフィックデザイナーが画作りまでしっかり落とし込んだ絵コンテも制作。コンテ段階で、お客様とクリアに映像化のイメージを共有することができました。また、映像特化したスタッフだけでなく、コンセプトを考えるアートディレクター、ビジュアルを完成させるグラフィックデザイナーを含めチームを組成し、より安心して頂ける制作進行を心掛けました。
●Point
◯空間デザインの知見を活かし、コンテンツが置かれる環境まで考慮した映像を制作
◯グラフィックデザイナーをアサインし、ゴールを共有できる絵コンテを制作。映像化したときのギャップも限りなくゼロに
◯各社のイメージカラーである青・赤をパステル調で配色し、ほんのり手ブレを加えたイラストで温かみを出しつつ、眠くなりすぎないトーンを模索し全体的なバランスを調整
CREDIT
Client
コニカミノルタジャパン株式会社様
キヤノンメディカルシステムズ株式会社様
Category
GRAPHIC CONTENTS/映像制作